いつか自分の親が、認知症や介護が必要な状態になる時が来ると思います。
私は今回初めて、親の要介護認定を申請しました。
いつか来るとは思っていましたが、親の状況からこれは介護認定申請しようと判断。
皆さんもいつ突然*、このような状況になるかもしれません。
認定されないと介護保険を使っての介護サービスを受けられません。
私は申請前に準備をしました。
皆さんも介護保険を使用出来るよう、申請前にしっかり準備をして認定されるようにしましょう。
申請するかどうかの判断
うちは母親が認知症で身体的にほぼ不自由が無い状態。
最近家族の顔が分からない症状が出て、老々介護している父親に対し文句を言う、
最近はあなたは誰?の質問が多くなってきました。
以下を達成出来るのでは?と申請することにしました。
・父親に少しでも楽な時間を過ごさせたい
市役所へ申請する
家族が(本人も可)市役所の窓口に専用申請書に記入しを提出します。
その後、認定調査面談の訪問時間連絡有ります。
準備(資料を作る)
面談時の認定調査員へアピールする為、特記事項の資料を作成し認定調査員の訪問時に説明し、審査の参考にしてもらう様にします。
うちは母は対応面がよく、特に認知に対して正しい状況が伝わらないと判断したからです。
私は以下を認知症に至る通院経緯と認知による行動の特記事項として、A4箇条書き2ページ簡単に書きました。
調査員からの質問に提出して説明した所、調査員の希望でお渡しする事になりました。
やはり資料は作った方がよいです。
また介護認定審査は、認定調査票の約70項目に従って進めていくので(どこも同じ内容)、
事前に認定調査票をダウンロードして確認しておいた方がよいです。
家族も認定調査に出席する(回答する)
面談には本人以外の家族が認定調査に出席し、調査員の質問に回答や補足の説明をする。
本人だけだと、実際はある行動が出来なくても本人が出来ると言った場合、
調査員は出来ると判断されます。家族からすると正しい判断がされずに残念な結果になる事が予想されます。
介護保険をどう利用すかイメージする
ばく然と介護保険を利用したいが為に申請する訳では有りません。
本人の状態と介護者の状況から、何を利用したいかイメージして先述の資料等を作成しましょう。
地域包括支援センターから入手した「介護保険ガイドブック」を見て、どんなサービスが有るか理解しどれが適切かイメージしましょう。
希望通りに介護ランクは認定されないないことも有るようですが。。。
うちは月数回のデイサービスやショートステイを利用すれば、以下の効果を得られると考えました。
・介護保険を有効に利用できる
・母親に活動するきっかけを作ることが出来る。
訪問面談による認定調査
市役所からの認定調査員が、本人宅を訪問面談し認定調査を行います。
調査員は1名、こちらは本人と配偶者と私が同席。調査員が質問する形です。認知と身体に関する以外は家族が答えても問題無しです。
訪問による認定調査票の回答と後述の主治医の意見書を参考に介護ランクが判定されます。
所要時間は45分程度、確認項目は30個は無かったです、もうすこし多いかと思いましたが、
作成した資料でカバー出来そうだったかな。
身体機能に関する質問(本人へ)…立ち座り出来ますか?膝は動きますか?など
精神・行動障害に関する質問(家族へ)…同じ話するか?物取られたと言うか?など
社会生活適応に関する質問(家族へ)…金銭管理出来るか?意思決定出来るか?など
主治医からの意見書
本人の掛かり付け病院のお医者さんから、介護が必要かどうかの意見を市役所が依頼します。
面談後の本人の月一通院日の際に、状況を確認されました。
審査・判定
認定調査の結果や主治医意見書を参考に、市役所の介護認定審査会で要介護のランクが決まります。
自立(非該当)と要支援1~2,要介護1~5の8つで、数週間で結果出ます。
うちは本人は認知が有るとは言え自分の事が出来るので、要介護判定を頂けれるか不安でした。
結果
結局認定調査員との面談から1ヶ月後に郵送で判定回答が有りました。
途中でお医者さんの意見待ち状態の通知がありましたので、通常なら3週間位で来るのでしょうか。
審査・判定の結果、要介護1でした。予想より重かったので支給限度額多く少し驚きです。
アピール用の資料や積極的に面談に出席したことが影響したのでしょうか
支給限度額や利用者負担を確認し、改めて利用サービスをどう活用しようか検討していきます。また後日報告しますので、お待ち下さい。
まとめ
普通に準備無しに申請をしてもよかったのかもしれませんが、以下を準備して認定調査員に
確実に真実を伝えるようにしましょう。そして介護保険を有効利用出来るようにしましょう。
・家族も認定調査面談に出席し回答する。
・介護保険をどう利用するかイメージしておく。